伊勢の神宮・お伊勢さんのおふだ「神宮大麻」

神宮大麻は、伊勢の神宮のおふだです。

伊勢の神宮は、皇大神宮(こうたいじんぐう)・内宮(ないくう)と豊受大神宮(とようけだいじんぐう)・外宮(げくう)を中心とする125社からなるお宮です。

 

伊勢の神宮は、皇室の御先祖である天照坐皇大御神(あまてらしますすめおほみかみ)が孫の瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に託された宝鏡・八咫鏡(やたのかがみ)をお祀りしています。

 

歴代の天皇は伊勢の神宮を御崇敬され、平安時代の記録には醍醐天皇が毎朝伊勢の神宮を御遙拝遊ばされていた記録も残っています。

 

江戸時代には庶民の暮らしも豊かとなり、せめて一生に一度はお伊勢さんにお参りしたいと願う民衆によって伊勢参宮が盛んとなりました。

古くは、伊勢の御師(おんし)と呼ばれた下級神職たちによって、全国に御祓大麻(おはらいたいま)として配布されていましたが、明治維新を迎え、明治天皇の思召により、現在の神宮大麻が奉製されました。

  伊勢暦       御祓大麻  

現在の神宮大麻

天皇陛下は、毎朝、伊勢の神宮の御分霊(ごぶんれい)をおまつりされている皇居内の賢所(かしこどころ)にて、国家の安泰と、国民の平安をお祈りになられておられます。我々国民も神宮大麻に手を合わせ、日本の繁栄と家庭の安泰を祈り、日々の感謝の真心を捧げましょう。

 

新年は、一年の始まりです。良い年であることを祈るために新しい神宮大麻をお祀りし、清々しい気持ちで新年をお迎えしましょう。

 

「おふだや神棚のまつりかた」はこちら

ページの上部へ